どうも、たかまる(@takamaru_slot)です。
表題とは関係ない話なんですが、この前新鬼武者2が近くの店に入ったんですね。
初代がかなり好きだったので久々に新台触るかーって事で、特定日に抽せん受けにいったら、
「1986番」でした。
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初代吉宗の天井より深いんだが。
速攻ゴミ箱に捨てて帰りました。
それはさておき、新鬼武者2の評判とか全然見てないんだけどどうなんだろ?
個人的にはA+ATで出して欲しかったけど・・・。
まあ、近々触る事になると思うのでその時レビューします。
という事で本題。
開発に対する情熱の劣化
開発には当然ながらパチンコ、パチスロに対するアツイ情熱が必要です。
しかしながら、情熱というものは歳をとるごとに段々薄れていきます。
結婚したり、他にやりたい事ができたり、仕事そのものに飽きたり・・・etc。
全員が全員そうではないけど、どの業界も大体そうです。
ですが、この業界の情熱は他業界よりも急激に落ちます。
これは、パチンコ、パチスロがギャンブルである事が関係しているんですが、順を追って説明します。
まず前提として、パチンコ、パチスロは基本的にお金を余り持っていない人がするギャンブルです。
持ってないが故に、5万ぐらいの勝負で滅茶苦茶アツくなるのです。
極端な話になるけど、全財産が1億で20万勝つのと、全財産が3000円で3万円勝つのとじゃ嬉しさの次元が違います。
これが開発の情熱に何が関係してくるかというと、「給料」です。
どの会社もそうですが、基本的に仕事が出来る人は役職が上がります。
役職が上がる人は給料も上がり、開発に対して権限を持ちます。
しかしこれが「罠」なのです。
給料が上がると、相対的にギャンブル性が下がりパチ屋に行く頻度が下がります。
仮に下がらなかったとしても、1ユーザーとして打ちに行くのではなく、開発者としてパチ屋に行く頻度が高くなります。
誤解を招いて欲しくないのですが、開発者としてパチ屋に行くのは重要な事です。
ですが、基本ではありません。
基本はあくまでも「1ユーザー」として打ちに行く事が大事。
これは絶対です。
僕が開発をしていた時も、打ったついでに開発者目線で見る事はあっても、それだけの為に打った事はほぼないです。
パチスロが滅茶苦茶好きであれば開発の為に打ちにいかなくても、すでにユーザーとして打ちに行ってるのですでに知ってるんですよね。
話をまとめると・・・
・開発の権限を持った人は給料が高くなり、相対的にギャンブル性が下がる
↓
・パチ屋に余り行かなくなる
↓
・打っていないのにも関わらず何故か開発の権限を持つ
↓
・結果、ユーザー目線の開発じゃなくなりユーザーとズレが発生する
↓
・演出が少ないから暇だとか、おもちゃをつけようとかゲーム性以外の訳のわからん事を言い出す
↓
・クソ台の完成
と、こうなる。
勿論全ての人がそうではないし、本当に好きな人もいるけど、「金」が絡んでいる業界なので、他の業界よりもこういう事が多く起きてしまう。
こんな現象、パチンコ業界しか起こらないんじゃないかな?
ゲーム業界だとお金関係ない(ガチャ系は別にして)から、ゲームとしての価値は新入社員であっても役職者であっても同じだしね。
新卒社員のパチスロ離れ
まだ、現状では大丈夫だと思うけど、新卒社員がそもそも打ってない(打ってる頻度が少ない)人が多くなるんじゃないかな?
パチンコの方はスペックだけ見たら間違いなく絶頂期なので、入ってくる人はアツい情熱を持った人が多いと思うんだけど、パチスロをめっちゃくちゃ好きです!って人なんているんだろうか。
いるにしても滅茶苦茶少なさそう。
「あー、就職どうっすかなぁ。パチスロってゲームっぽくて普通の仕事より面白そうだし応募してみっかー」
こんな人ばっかりになると思うんだけどw
そもそも、今の状況でパチスロ開発志望で入ってくる人、面接で好きな機種聞かれたりしたらどう答えるんだろう。
面接官自体が今の状況を面白くないと思っている可能性が高いから下手に答えると藪蛇になりそう。
「好きな機種はありません!これから僕が作ります!」
とか、カッコイイ事言ったら正解なんだろうか。
何れにせよ、これから業界を支えていく新入社員がそもそもパチスロを好きにならなきゃ衰退が続く一方だと思うので、なんとか面白い台の開発お願いします。
というか、早く規制緩和してくれ。