開発者しか知らない?実は革命的だった機種

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どうも、たかまる(@takamaru_slot)です。

 

いつの時代も斬新なアイディアで革命を起こす機種が存在します。
獣王しかり、スーパーリノしかり・・・。

しかし、革命的な仕様を盛り込んだとしてもその機種が必ずしもヒットするとは限りません。
今回はそういった「実は凄い事をやっているのに全く知られていない」機種の一つを紹介したいと思います。

 

その名も・・・

 

 

アレックス7R
(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT

 

 

アレックス7R

 

アレックスじゃないです。「アレックス7R」です。
打った事がある人も、忘れてるような存在感の薄い台だったので概要を説明します。

概要
タイプ 5号機Aタイプ
有効ライン
中段無効の変則8ライン
リール 実際のリールは下のミニリールで中についているリールは疑似(演出)リール
ボーナス
JACINを経由するマニュアルJACタイプ

この台の何が革命的だったかというと、ボーナス中のJACゲームです。
JACゲーム中は4枚役と15枚役が同時成立しているんですが、この入賞役が順押しか逆押しの2択になってるんですね。
押し順に正解すると15枚が取れて不正解だと4枚役という流れです。

これだけ言われても「いや、今の台だと当たり前だし別に普通じゃね?」となると思うんですが、実はこれ当時は滅茶苦茶凄い事だったんですよ。
これの凄さを理解する為には、リール制御の原則を理解する必要があるのでそこから説明します。

この台は4枚役と15枚役が同時成立しているんですが、こういう複数のフラグが同時成立している場合、必ず入賞枚数が多い役を引きこまなければいけません。
つまり、本来は15枚役を引きこまないといけないんですよ。
押し順があってたらOK!とかそんな理屈は試験では通用しません。

にも係わらずこれが適合している理由は、この4枚役がポイントになるんですが、実はこの4枚役、複数のフラグが同時に入賞して4枚役になってるんですよ。
1枚役と3枚役が同時入賞して4枚みたいな感じです。

とはいえ、結果的に入賞している役は15枚なんだから、4枚引いたら駄目じゃね?となるのが普通なんですが、どうもユニバと警察庁のやり取りで以下のような事があったそうです。

ユニバ「原則は枚数が多い入賞役を取らないといけないと思うんですが、入賞役が同時に多く引き込めるなら引き込み確率上がってるからいいですよね?」

警察庁「うーん、そうだね。いいよ!」

というような、全く意味不明なやり取りがあったと聞いていますw

これを認めたおかげで何が出来るようになったかというと、今主流で使われている「押し順」機能です。
押し順のやり方はこれ以外にも色々あるんですが、このやり方が一番効果的で低ベースや高純増タイプの作成に向ています。
実際、現状出ている機種の全ての押し順機能はこの理論を使用しています。

つまり、この機種が出ていなかったら今のAT機は存在しないと言っていいぐらい功績は大きかったんですね。

押し順の別のやり方については、別の記事で纏めようと思っているので作成までしばらくお待ちください。

それでは、今回はこの辺で。

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