どうも、たかまる(@takamaru_slot)です。
最近遅まきながら少しだけカバネリを触りました。
打ち終わった後、台の仕様を友達と話してたんですが、その際に、
有利区間のリセットタイミングはどこなんだ?
という話になりまして。
俺はこの台に関して、有利区間が完走するとSTから始まるという事すら知らなかったので、
その辺の話を「なるほど?」と聞いてたんですが、情報があまり流れていないのか、有利区間ランプがなくなったからなのかわかりませんが、
友達の発言から察するに間違った認識でいる人が多いような内容だったので、その辺も含めて解説と考察をしていきたいと思います。
そもそも非有利区間で出来る事って?
大原則なので必ず覚えておいて欲しいのですが、非有利区間で出来る事は、
基本的に同一の抽せんのみです。
完走した時だけ抽せんを変更するなんて事は出来ません。
何故ならば、非有利区間へ移行した際は、
有利区間に関する全ての情報をクリアしなければならないからです。
これは規則上「絶対」です。
逆に言うと、これさえ抑えておけば市場の機種がどういう仕組みであっても限りなく正解に近い答えにたどり着けるはずです。
なので、ネットの訳のわからん情報を鵜呑みにするより自分で考察しましょう。
パチスロに詳しくなれるぜ?(キリッ)
パチスロ甲鉄城のカバネリの非有利区間の恩恵
この台の非有利区間の恩恵は二つあって、
①設定変更時は天井が650G+αに短縮される
②STからスタートする
この2種類になります。
あれ?さっき同一の抽せんのみって言ってたじゃん!これ2種類だけど?
そう思った方、正解です。
非有利区間はさっきも言った通り、基本的に「同一の抽せん」しかできません。
しかしながら、この台・・・というか今だと半分以上の機種で設定変更後とそれ以外の箇所で抽せんが変更されています。
からくりは簡単で、リアルボーナスが内部中か非内部中かで変更されています。
リアルボーナスが非内部中の場合は抽せんA、リアルボーナスが内部中の場合は抽せんBを行うといった事です。
リアルボーナスの確率は、機種にもよりますが1/5程度で抽せんされているので、設定変更後から有利区間へ移行した後に非有利区間へ移行した場合は、まず間違いなく1/5に当選していてリアルボーナス内部中になっています。
天文学的確率で当選していない場合もありますが、もしそうなった場合は・・・
設定変更後と同じ動きをすることになります。
これは、先ほど言った通り「同一の抽せん」しか出来ないからなんですね。
なお、リアルボーナスが内部中か非内部中かで例外的に抽せんを変更できると書きましたが、このリアルボーナスの種類を複数持つことで、非有利区間の抽せんパターンを増やす事が出来ます。
実際にこれをやっているのが、聖闘士星矢冥王復活の「阿頼耶識モード」です。
・リアルボーナスA:約1/5
→通常のモード
・リアルボーナスB:約1/30
→阿頼耶識モード。設定変更されるまでボーナスが消滅しないのでAT抽せんが優遇され続ける
※数値は適当
とまあ、こんな感じで実現しているんですね。
ちなみに、6号機のほぼ全ての機種は一度リアルボーナスが成立すると絶対にリアルボーナスが入賞しないように制御されていますが、これをわざと入賞させるような仕組みを作る事で非有利区間時の抽せんを変更する事は可能です。
例えば、
・リアルボーナスA:約1/10
→通常のモード
・リアルボーナスB:約1/100
→いわゆる阿頼耶識モード
このようなボーナス構成の台があったとします。
有利区間が終了しそうになったら、リアルボーナスAを入賞させるようなナビを出し、リアルボーナスAを消化させ、リアルボーナスBが成立するとセット完了。
以降は滅茶苦茶有利区間の抽せんが優遇される・・・といったような仕組み。
「完走した時だけ」めちゃくちゃ恩恵を与えたいとか、そういう時に使える仕組みですね。
ただ、通常時からリアルボーナスAが入賞する事になるので、それに対してのペナルティ対策だとかで実現するのは難しそうですが、やろうと思えば可能という事です。
ちなみにこの仕組みを搭載している台は今のところ存在せず、今回の記事とは関係ありませんので悪しからず。
0927:追記
少しやり方は違いますが、KPEのボンバーガール(A+ATタイプ)がこのような仕様を搭載している模様。
■手順
①エンディングを迎えAT終了間際になったら押し順ナビにわざと従わず枚数調整を行う
②枚数調整中に1/99のリアルボーナスを引き当て有利区間を終了させる
③リアルボーナス終了後はATからスタートする
「リアルボーナス中」に非有利区間を迎える事で、非有利区間の抽せんを変更するタイプですね。
アイディアはよいと思うが、これ初見で手順わかる人いるんかな?w
パチスロ甲鉄城のカバネリの有利区間リセットタイミングの考察
さて、いよいよ本題です。
まず、前提としてこの台の非有利区間は設定変更時を除くと、
STから必ずスタートします。
これは、有利区間完走後にSTからスタートする事から確定です。
なので、普通にSTが終了した際やボーナス終了した際にSTに入らなかった場合は有利区間が継続してる事になります。
これも確定です。
この前提の元、考察していきます。
いつリセットされるのか?
この台は、6.5号機の為差枚数2400枚で管理されていますが、差枚数管理にも係わらず、
2400枚すら取れない状況が存在します。
これだけ聞いても意味不明だと思うのでちゃんと説明します。
まず以下のパターンを見てください。
パターンA:
非有利区間から有利区間へ移行した際、2000枚吸い込んでから当選し、美馬STで1500枚獲得した場合
パターンB:
非有利区間から有利区間へ移行した際、100枚吸い込んでから当選し、美馬STで約1500枚獲得した場合
■パターンAの解説
2000枚吸い込んでから1500枚獲得しているので、この時点で差枚数は2900枚の余裕があります。
なので、どんなに早く当選したとしても、2900枚以上は取れる事になる為、この場合は問題ありません。
■パターンBの解説
100枚吸い込んでから1500枚獲得している為、差枚数だと残り1000枚しかありません。
普通の台だとこの時点で有利区間リセットします。
しかしながら何回も言ってる通り、この台の非有利区間は「STスタート」となる為これはありえないのです。
また、美馬ST終了後の場合やSTを駆け抜けた場合は、天井が「650G」となる恩恵も存在するので、有利区間を継続していない限りこれはありえません。
この差枚数の状態で100枚吸い込んでからボーナス(エピボor駿城ボ)に当選したとします。
この時の残り差枚数は先ほどより100枚増えて1100枚になりましたが、やはりまだ2400枚には届きません。
こんな状態でSTに突入したら1100枚しか取れず、エンディングを迎える訳ですから・・・
ユーザーはぶち切れです。
しかし、この台の優れているところは、そういった2400枚すら取れないような状況になった際にSTが当選した場合、
ボーナス終了後に有利区間をリセットするのです。
「非有利区間=ST」となる訳ですからこれで何ら問題ありません。
仮に2400枚以上まだ差枚数が残っている場合は有利区間を続行するといったやり方です。
うーん、さすがサミー、賢いですねぇ。
2022/10/16追記:注意事項!
基本的に有利区間を引き継いでいく仕様な訳ですが一つ注意点があります。
パターンBのような状況(100枚吸い込んでから当選し、美馬STで約1500枚獲得)が起こった場合、有利区間が継続し天井が650Gに短縮される訳ですが、この台が1Gでヤメられていたとします。
この台に別の人が座り、天井まで連れいかれた場合、その人の収支は「約マイナス1000枚」です。
この人からすると「1000枚+2400枚=3400枚」出るように思ってしまいますが、実際は有利区間が継続している為、
「2400枚+100枚-1500枚+1000枚=2000枚=有利区間リセットスタート」となり、
2400枚しか出ないので注意です。
厳密には、完走後STがついてくるので「2400枚+α」ですかね。
6.5号機は基本的に入れた分は全部返ってきますが、この機種においては、そうではないのでそこは注意しましょう。
注意したところでどうにもならないけど、
は?2400枚しか出てないんだけど?ふざけんな!
と、勘違いしてイライラしなくて済みます。
基本的には上記のやり方でリセットしていると推察されるのですが、この台にはもう一つ厄介なモノがあります。
この台に限らず6.5号機全てに言える事にはなるんですが、
4000Gで強制的に非有利区間へ移行してしまう仕様です。
これは厄介です。
いくら差枚数制度とはいえ、有利区間のG数が残り少なくなった場合はどうする事も出来ません。
この為、以下のような処置がされていると予想されます。
・有利区間の残り1500G~2000G程度になり、且つSTが当選した場合は有利区間をリセットする
メーカー側としては出来るだけ今まで吸い込んだ分も出してあげたいので、ある程度までは有利区間を切らないと思います。
但し、2400枚以下しか取れない状況であれば差枚数管理していても意味がないのでその場合は有利区間をリセットすると形でしょうか。
ちなみに、有利区間が1500G~2000Gでリセットという、かなり有利区間G数に余裕を持っているのは、
次回天井まで有利区間を引き継がなければならないからです。
何回も言ってますが「非有利区間=ST」となる為、ST終了時は有利区間継続なのは確定事項です。
但しこの場合、仮に天井までハマっていたとしても「最大が2400枚」となる為、ハマった分は返ってこず損にはなりますが、こればっかりはどうしようもありません。
おそらくですが、こういう状況に出来るだけならないようにメーカー側が何かしら対策を入れていると思います。
例えば「抽せんが優遇」「天井が短くなる」などです。
この辺はおそらく、一生闇の中だと思うので真実はわかりようがありませんが・・・。
ちなみにこれ以外のやり方で少し考えたのは、
・有利区間G数が短くなったらST3連目とかでもしれっと有利区間を切る
だったんですが「黒血漿ポイント」を引き継ぐ仕様があるのと、何より「初回はSTの準備中」があるところです。
普通に継続した場合は準備中ないですからこの線はないですね。
最後に
差枚数のリセットタイミングについては、ほぼほぼこの考察で合ってると思いますが、残りG数のほうはもう少し深そうですねー。
まあ、サミーなら上手くやってると思います。
こういう風に台の仕組みを考えるのも中々楽しいものなので、この記事で興味を少しでも持ってくれたらなら、他の台を考察してみるのも面白いですよ。
といった感じで今回は終了したいと思います!
どうも、たかまる(@takamaru_slot)です。 絶賛稼働中の「パチスロ甲鉄城のカバネリ」ですが、ST中の継続率は75%だと言われています。 ただこの数値は、あくまで「平均」であり、カバネリ高確で変動す[…]
こちらの記事で、カバネリ高確別のST継続率を算出しましたので、興味ある方は是非。