スロットのデキレについて更に深堀りする

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どうも、たかまる(@takamaru_slot)です。

 

最近、ライターのしんのすけさんが以下のツイートをして話題になっています。

この「都合の悪い数字」というのは、リゼロでいう200Gの間無抽選だったり、高設定だけ凄い安定する仕様だったりする、いわゆる「デキレ」と言われている事だと思うんですが、

これに関して俺も思うところがあるので、今回はこの「デキレ」に関して書いていきたいと思います。

近い記事はこちらで書いているので興味ある方はこちらもどうぞ。

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デキレの定義

デキレデキレって言うけども、デキレの定義って別に決まってなくて、人それぞれなんですよね。

連続演出だって最初に当落が決まって、その後演出を見せているだけだからデキレといえばデキレだし、

ゲーム数解除にしたって、最初にゲーム数を決めてる訳だから毎ゲーム抽せんしている訳でもない。

言い出したらキリがないぐらいあるんだけど、ここではデキレの定義として、

 

解析にその部分が伏せられていて、それがメインのゲーム性に係わるような大きな仕様。

 

という事を前提に話しを進めていきます。

 

 

開発者はパチスロ大好き!

大前提として理解しておいて欲しいんだけど、

 

開発者はスロット大好きです。

 

若い頃から死ぬほどスロットが好きで、余りにも好きすぎて職業にまでしちゃった人達なんです。

自分がとにかく面白い台を作りたいから徹夜で仕事だってするし、休みも返上して土日だって出勤します。

しかもそれを苦だと思っていないんですよ。

何故なら開発者にとって「パチスロ開発」は遊びだから。

遊ぶのに休みなんて必要ないでしょ?

そりゃあ体力的な限界があったり、家庭的な事情があったり、最近だと労基の問題があったりもするけど、基本はパチスロが作りたくてしょうがないと思ってる人達、それが開発者なんです。

 

で、そんなスロキチの開発者がいわゆるデキレと言われている仕様を搭載した台を出したいかと言えば、

 

出したい訳がないんです。

 

だって、自分もヘビーユーザーですからね。

そんな台、開発者も打ちたくないんです。

まず、ここは大前提としてわかっていて欲しいです。

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ユーザーにデキレだと言われる理由

では何故そんな事をユーザーに言われるかというと、一つは「ユーザーの被害妄想」です。

どう見てもガチでやっている仕様なのに、めちゃくちゃ負けたのか知らんけど「デキレ」がどうのこうのっていうユーザーが一定数います。

俺が開発に携わった何機種かでも、そういう風に言われたのあったけど、

 

正直、ホルコンが云々かんぬん言ってるのと変わらないレベルです。

 

言われるようになった理由としては、リゼロが原因なんだけど、それにしたって尋常ではない言われ様。

負けた腹いせに言ってるようにしか見えない発言も多い。

そして、そういう人達に感化されてそう思っていない人達までにも伝染しているのが今の現状。

 

もう一つは「大事な部分を解析で伏せている」事です。

つまり、今回しんのすけさんがTwitterで指摘した件ですね。

おそらくこれがオープンになればかなりのユーザーはデキレを払拭できるでしょう。

これで払拭できないユーザーはホルコンレベルなので正直何を言っても無駄です。

 

で、仮にその情報がオープンされた場合どんな事が起こるかというと、

 

・低設定域が稼働しなくなる

これは高設定だけ安定するようなデキレを使っていた場合に起きる現象だけど、初期稼働はもちろんの事、中期、長期に渡っても稼働は確実に落ちる事になります。

でもこれに関しては、リゼロの件でさすがにユーザーがわかっちゃってるので、今後こういう機種が出てくる事はあんまりないかなと思います。

何故か鉄拳デビルアルティメットがそういう仕様だったけど。

 

・一撃性が下がる、出玉率が下がる

今ある高出玉率機種や、一撃性が高い機種は、ある程度デキレのような部分を入れる事でゲーム性を実現していると予想しています。

これに対して、解析をオープンしたとします。


・・
・・・

そんな台打つ?

 

勿論それで納得して打つユーザーもいると思うけど、明らかに高設定狙いでしか打たないようなユーザーしか打たない現象が増えると思います。

どれぐらいデキレしているかの程度にもよるけどね。

 

で、メーカーとしてその現象は当然避けたいので、全部オープンできるような仕様にしたとします。

そうするとどういう事になるかというと、「一撃性が下がったり」「出玉率が下がったり」する現象が起きる事になります。

何故こういう現象が起きるかというと、保通協の試験に適合しなくなるからです。

最初に言いましたが、開発者はパチスロ大好きです。

なので、ユーザーが求める「一撃性の高い機種」「高出玉率」の機種を出したい訳です。

 

で、オープンしても大丈夫なようにガチでやった結果、

・設定6で106%
・MY2000枚

になりました。


・・
・・・

そんな台打つ?

 

打たんと思うよ。

俺打ちたくねーし。

 

勿論、全部オープンしたとしても射幸性が高い機種を出す方法はあります。

その一つは、莫大な時間とお金を型式申請にかけて出すやり方だけど、これは現実的ではないです。

メーカーも慈善事業ではないので、1年に1回しか台が出ないようではやっていけないし、業界が縮小する一方になると思います。

 

もう一つは、出玉試験の緩和。

6号機初期に比べて大分緩和されたけど、それでもまだきつい事には変わりないのが現状。

これが緩和されればそもそもがひっくり返るので、射幸性の高い機種が出せるようになるのは間違いないでしょう。

 

最後は、保通協の出玉試験だけ出ないようにするような仕組みを作る事。

5号機で昔、噂された「タイマー」とかそういう方式のやり方ですね。

ただ、このやり方は出玉制御がメイン基板に移行してから使用できなくなった為、別の方法を考える必要があります。

設定Lなどはその一つですね。

 

長々と書きましたが、これらの何かしらで解決しない限り、解析をフルオープンする事はないんじゃないかなと思っています。

仮に、解決できた台があったとしても、今後その状況が続くとは限らないので、一回出してしまうと、その次に出した機種が出さなかったら、

 

は?デキレかよ!

 

と、いうような事を言われてしまうと思うので、やっぱり難しいんじゃないかなと思います。

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