どうも、たかまる(@takamaru_slot)です。
今回は、現在ホールで動いている2027のやばさについて解説していきます。
そもそも何がやばいのか?
リノタイプでナビをしている
大原則なんですが、リノタイプでナビを使用する事が禁止されてます。
何故ならば、2400枚を超える機種が簡単に出来てしまうからです。
例えば2027の場合、転落フラグをナビでコントロールしている為、仮に2400枚まで転落フラグをナビし続けて有利区間が切れたとしても、リノタイプの場合有利区間が切れた状態が「連荘状態中」の為、容易にボーナスを引き戻してしまうんですね。
そんなこんなで禁止されてる訳だけど、2027は完全に「無視」してます。
ナビをしているのがサブ基板である
6号機では「ナビをする区間=有利区間」になる訳ですが、2027には有利区間が存在しません。
にも拘わらず、転落を回避するナビや、3択チャンスを入賞させるナビが存在します。
メイン基板からナビを出している場合、7セグのどこかに「1」だったり「2」だったり押し順を表記するようなものが出るんですが、2027は出してません。
つまり、サブ基板でナビをしていることになるんですね。
これの何が問題かというと、「サブ基板でAT関連の抽せんをしてはならない」ように規則が変更になったにも拘わらず、それを無視しているからです。
本来、サブ基板は演出を行う為の基板であって「出玉に影響を与えていけない」という原則があります。
しかしながらサブ基板での出玉コントロールは4号機からされてきていました。
これは、「ユーザー側が演出の意図を理解してそういった打ち方をするのは技術介入として認める」という謎の解釈があったからです。
しかしこのやり方も5.5号機より少し前ぐらいに終焉を迎えます。
・実質ほぼサブ基板のみで出玉コントロールされている為技術介入の域を超えている
・タイマーなどを使い保通協試験では出玉が出ないように調整されている可能性がある
・サブ基板の不正改造
・サブ基板で出玉コントロールされているのにも関わらず保通協試験にはサブ基板のソースは提出しない為チェックができない
これらの理由でサブ基板で出玉コントールする事が禁止になった結果、メイン基板からサブ基板へ送信する情報に制限が加わりました。
実際の当選フラグ | サブ基板に送信されるフラグ |
---|---|
ハズレ | ハズレ |
リプレイ | リプレイ |
押し順ベル左正解 | 押し順ベル |
押し順ベル中正解 | 押し順ベル |
押し順ベル右正解 | 押し順ベル |
スイカ | スイカ |
チェリー | チェリー |
上記はフラグ表ですが、メイン基板上で「押し順ベル左~右」が成立した場合、サブ基板にそのまま送信してしまうと、やる、やらないは別としてサブ基板で出玉コントールできてしまう可能性があります。
これをやらせない為に、サブ基板には「押し順ベル」だけ情報を送信するような規則が出来ました。
こうすると、サブ基板は押し順の正解がわからないので、勝手にナビを出す事は出来ません。
しかしながら2027の場合、サブ基板でナビがされている為、この情報を送信している事になります。
法律と内規
スロットの規則には「法律」と「内規」の2種類があります。
法律は「ボーナスの枚数上限」や「投入枚数の上限」、「リプレイタイムの契機」等が風営法によって定められている規則です。
一方内規は、組合内で決められた自主規制の規則で「有利区間」などが該当します。
法律を無視した場合は、保通協試験で100%不適合になりますが、内規無視の場合は適合自体(実際は適合自体が怪しい)はするものの、組合内の縛りがある為実質販売できません。
しかしながら、2027を販売しているJPSは組合に入っていない為、
「内規なんて知らねーよ!」
この精神で強行突破している事になります。
設定6の出玉率が130%の件
2027はサブ基板管理のリノタイプとなる為、おそらく保通協では出玉試験の際にナビに従ってません。
なので、実際の出玉率と大きく乖離し適合率が上がります。
つまり、やろうと思えば出玉率150%の機種だって作れる事になります。
巷では設定6の出玉率が130%とか言われてますがこれは本当の事だと思いますね。
今後について
ユーザーにとってこういう夢のある機種が出るのはいいことだと思いますが、これが出たせいでもっと規制が厳しくなる可能性があるので業界的には非常によくない事だと思います。
そもそもこれを適合させた保通協がどうかしてると思いますが。
もしかしたら保通協が気づかないように試験の時だけうまくやっていたのかな?
サブ基板だからやろうと思えばできない事はないので。
今後は規制(そもそも適合しない)される方向で動くと思いますが、規制されるどころか非組合員の他メーカーからバンバン出たりして。